Blog:羅馬は一日にして成らず -2nd edition-

6時間吹きに起きた5つの災い2012.06.09

今日も6時間吹きましたが・・・厄日でした

工房へ向かっている時に交通事故による渋滞に巻き込まれ、制作が遅れたことを発端に
さまざまな出来事が起こりました。

①初回からガラスがわけのわからない膨らみ方をする・・・

本日1個目のガラスのことです。下玉に青色のパウダーをまぶして、なじませ、2回目のガラスを巻き取って大きさを出し、
いざ吹くと・・・・普通、全体が風船のように膨らむのですが、部分的に大きく膨らみ、薄くなった部分はしわしわになりかけたので、
それを一生懸命、なおして格闘すること数十分。もう手遅れな状態になり結局断念・・・

↑ 緑に見えますが、冷めると青色になります。これは順調な時の状態です

②3個目のこと。大惨事。

いい感じに仕上がり、最後、軽く加熱して少しだけワイングラスの口を軽く広げようとグローリーホール(加熱用の炉)からガラスを
出し、作業用ベンチへ行こうとした矢先、吹き竿が私の足に当たり、その衝撃でアツアツのワイングラスが落下、割れてしまう。
それだけならまだしも、こともあろうに、色ガラスのパウダーを入れていた袋の上に転がったため、袋が溶け、中身がダダ漏れ・・・
青色と赤色ガラスのパウダーが半分くらい回収不能に・・・

③見本を割る

大きさの見本として脇に置いていたガラスを作業中のガラスと比較しようと持ち上げたところ手が滑って割る・・・

↑ 災い②と③を掃除しているところ。赤いトレイに入っているへしゃげたガラスが右下にある赤いパウダーの上に転げ落ち、袋を溶かした。
ホウキの近くにある破片は数十分前までは見本だったもの・・・

④全ての制作でおこった不幸

吹き竿からガラスを切り離す時、あらかじめその部分に括れを入れておき、そこにピンサーですくった少量の水をたらすと、その部分が急冷され、
吹き竿に衝撃を与えることで、その部分からきれいにガラスが外れます。しかし、今日の制作ですべてにおいて、水がくびれ部分にうまく垂れず、
ガラスの切り離しに手間取ってしまった。この間、ガラスは動きを止めているため、さっさとしないとガラスが歪んだり、ガラスが冷めすぎるため、
加熱時に一気に割れてしまう原因となるのです。これにより冷めきったガラスが竿から落ちてしまった・・・

⑤まだあるか・・・

そんなこんなでなんとか作業が終わり、帰路につこうと車に乗り込もうとした時・・・ちょうどドアの持ち手に・・・・ハトの糞・・・・

勘弁してくれ~

2012.06.09 23:14 | ブログ

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