京都文化博物館にて開催中の「黄金のファラオと大ピラミッド」展にいってきました。
やはりエジプトものは人気とあって大勢の人が来館されてました。
展示内容としては歴代の王の像と、ピラミッド建設に関わる道具類などが中心。
注目はバナー↑にも掲載されている「アメンエムオペト王の黄金マスク」。
本展示品唯一のガラスがある展示物です。
この黄金マスクは金板を打ち出して作られており、ツタンカーメンの黄金マスクとは
意匠が少し違いますが、眉、目、アイラインは両者共通して象嵌によって作られています。
解説ではこの眉、目、アイラインはガラス製の象嵌とありましたが、分析によって確実に判明しているもの
なのかどうかは分かりませんでした。というのも、ツタンカーメンのマスクでは、この部分はそれぞれ違う素材で
できており、眉はラピスラズリを粉末にして成形したもの、白目はマグネサイトを粉末にして成形したもの、黒目は
黒曜石でできているとされています。
アメンエムオペトのマスクの目がガラスでできているとすれば、成分が気になるところです。
MIHO MUSEUMにも目の部分を含むガラス製の顔の一部があり、この分析について以前話をきいたことが
あるのですが、現在そのメモを探しているところ。
ガラスはこのマスクのみでしたが、見る価値アリの展示でした~