Blog:羅馬は一日にして成らず -2nd edition-

「黄金のファラオと大ピラミッド」展2016.11.27

京都文化博物館にて開催中の「黄金のファラオと大ピラミッド」展にいってきました。

やはりエジプトものは人気とあって大勢の人が来館されてました。

展示内容としては歴代の王の像と、ピラミッド建設に関わる道具類などが中心。

注目はバナー↑にも掲載されている「アメンエムオペト王の黄金マスク」。

本展示品唯一のガラスがある展示物です。

この黄金マスクは金板を打ち出して作られており、ツタンカーメンの黄金マスクとは

意匠が少し違いますが、眉、目、アイラインは両者共通して象嵌によって作られています。

解説ではこの眉、目、アイラインはガラス製の象嵌とありましたが、分析によって確実に判明しているもの

なのかどうかは分かりませんでした。というのも、ツタンカーメンのマスクでは、この部分はそれぞれ違う素材で

できており、眉はラピスラズリを粉末にして成形したもの、白目はマグネサイトを粉末にして成形したもの、黒目は

黒曜石でできているとされています。

アメンエムオペトのマスクの目がガラスでできているとすれば、成分が気になるところです。

MIHO MUSEUMにも目の部分を含むガラス製の顔の一部があり、この分析について以前話をきいたことが

あるのですが、現在そのメモを探しているところ。

ガラスはこのマスクのみでしたが、見る価値アリの展示でした~

 

2016.11.27 07:40 | ブログ, 博物館へ行こう

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