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『ミュオグラフィ』 – Vitrum Lab.

Books:本の紹介

『ミュオグラフィ』2017.12.27

『ミュオグラフィ』

Muography

  • 田中宏幸 大城道則
  • 2017
  • 丸善出版
  • 352ページ
  第一部 ピラミッド
  1. ピラミッドは「墓」なのか
  2. ピラミッドの持つ意味について
  3. ピラミッド両墓制論からの視点
  4. ピラミッドはどのようにしてつくられたのか?
  5. ピラミッドの重さ
  第二部 ミュオグラフィ
  1. 宇宙からの素粒子ミュオンで巨大物体を視る
  2. ミュオグラフィの原理
  3. ミュオグラフィ研究の加速

vitrum lab.評

 

最近大きく取り上げられているピラミッドスキャンプロジェクト。巨大建造物ピラミッドの内部を、石材を動かすことも傷つけることもなく覗いてみようという試みが活発に行われています。X線で体内を見るならともかく、大きくて分厚い石材に覆われたピラミッドの内部を見ることができるのか?それにはミュオンという宇宙線を利用します。正確には宇宙線が大気に当たって生成されるそうなので、放射線ではないとのこと。

この線に反応する乾板を観察対象の下に敷き詰めて並べ、感光するのを待つだけ。観察対象の厚みなどによって感光時間は異なりますが、これによって透過図が得られます。

X線ほどくっきりしないので、素人が見てもわかりにくいですが、内部の様子が分かります。もともとは火山の内部を見るために考案された方法で、本書の後半はそのことについての内容になります。

ピラミッドに対して応用された研究成果はこの本ではあまり詳しく知ることはできませんが、著者はピラミッド=王墓という立場から研究しており、興味深い解釈を知ることができました。

ピラミッドスキャンプロジェクトでは何やら未知の空間が見つかったということで、ミュオンによって調査場所を限定し、遺跡の破壊を最小限にとどめた調査ができると期待されています。本書はミュオンの入門書的な内容で、分厚い本ではありますが、非常に分かりやすい本でした。

 

vitrum labook

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2017.12.27 08:36 | その他, , 考古学

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