『3万年前の航海の謎を解く』2020.04.09
『3万年前の航海の謎を解く』
- NHKクローズアップ現代+取材班
- 2019
- 徳間書店
- 232ページ
- 3万年前の航海の取材が始まった
- ”小さなクジラ”草舟の挑戦
- 竹筏舟で、どこまでも遠く
- そして彼らは海を渡った
- プロジェクトが遺した意味と深まる謎
vitrum lab.評
以前に紹介した
『サピエンス日本上陸』を、取材班側から見た内容。
アフリカで誕生し、アフリカを出た人類が東アジアに達し、さらに
舟で黒潮を超えて日本大陸に上陸したという日本人のルーツの1つを
検証するため、海部氏が中心となって、どのような舟でどのように海を渡ったのか
航海実験を行うことで研究するプロジェクトで、
実験に使われた舟は、草束舟、竹筏舟、丸木舟でした。
取材班はそれぞれの舟の実験に同行していますが、担当者が違うため、
数人の手による内容となっています。
TVを作る側からの取材なので、実験結果の詳細な検証を伝えるというよりは
実験主催者の実験に対する取り組みや葛藤にスポットが当てられているのが特徴。
vitrum labook
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2020.04.09 08:43 |
実験考古学,
本,
考古学