正月にやってた番組で(http://www.tbs.co.jp/zaihouhakkutuproject/)、金やら銀やらがざっくざっくと見つかった世界各地の発見の現場を紹介していて、考古学的な調査もありましたが、中にはトレジャーハンターによるサルベージ(水中から引き揚げること)にも協力しているように見えたシーンがあり、ちょっとそれってどうかなと思うことはありましたが(トレジャーハンターと考古学者は全くやってることが違います)、気になったのはコレ。
ブルガリアの発掘調査(これはちゃんとした調査かと思います)で大量の黄金が見つかったというものですが、私が興味を持ったのは当然ガラス。
写真のようなものが掘り出されていて、これを番組では「粘土のコップ」と紹介してましたが・・・フェニキアのガラス玉によく見られるものだとおもうんですよねえ・・・博物館の写真掲載の許可がいりそうなので復元品でもうしわけないのですがネックレスの写真はフェニキア人が交易に使っていたというガラス玉の復元品です。この同心円文はフェニキアのガラス玉に特徴的なものです。コップっていっても大きさからしてあまりに小さい。テレビの写真にブレて映ってのは刷毛ですので、出土品が相当小さいものだと分かります。
粘土っていってましたが実物から確かめたのかどうかは不明で、個人的にガラスに見えるんですがどうなのかな?