『古代マヤ・アステカ不可思議大全』
前篇手書きの絵と文で構成されているというキャッチコピーそのまんま、本当に手書きで書かれていました。
その苦労を想像してみれば、この本の値段は安すぎるだろうと思ってしまいます・・・
よくある旅行記的なものと思っていましたが、しっかりと文献を読んだ上で、書かれた本であるため、意外に
真面目な内容でした。とはいえ、内容を簡潔にするために、諸説が著者によって取捨選択されている部分もあったり、
著者の推測やツッコミがあったりで、そこはやっぱり一般人向けの内容です。深みにはまると分かりにくい専門書を
著者が一般人に絵と文字を使って分かりやすく楽しんでもらおうと して書かれています。
旧大陸とは明らかに違う特徴を有する中米の古代文明。いけにえの儀式は特に有名ですが、本書でもまあ、出てくる出てくる、
いけにえの儀式。 独特の神々のキャラクターは手書きならではの面白さがあります。
中米の古代文明にはガラスは無関係と思っていましたが、この300ページの本の中にたった1カ所だけ「ガラス」が出てきます。
スペイン軍がガラス玉と引き換えに大量の黄金を手に入れた、そうです。当時のマヤ人にとってはガラスは黄金と同じか、それ
以上に価値があったということでしょうか。それがどんなガラス玉で、どこで作られたのか興味あります。
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