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『テルマエ・ロマエ』Ⅰ – Vitrum Lab.

Books:本の紹介

『テルマエ・ロマエ』Ⅰ2012.05.10

『テルマエ・ロマエ』Ⅰ

  • ヤマザキマリ
  • 2009
  • エンターブレイン
  • 176ページ

vitrum lab.評

今、話題のマンガです(笑)。ローマ時代、2世紀を生きる建築士の主人公がことあるごとに現代の日本の風呂にタイムスリップし、カルチャーショックを受けながらも、ローマ時代に戻って、その経験を生かした風呂を設計するという物語。タイムスリップは風呂限定というこだわりようです。コンセプトは風呂。

そんな設定のわけのわからないマンガですが(笑)、ガラスが出てきたので紹介せずにはいられなくなりました(笑)

ガラスは第一話から登場します。初めてタイムスリップした建築士ルシウスはもちろんそこが現代の日本だとは思っていません。帰り方がわからず銭湯で途方にくれていると、見知らぬおじさんが瓶に入ったフルーツ牛乳をくれます。そのおいしさに驚いたルシウスは、ローマ時代に戻れた後、瓶をローマの職人に作らせ、牛乳を販売し大繁盛するというエピソード。

↑ 現代技術で作られた牛乳瓶と比べ、ローマの職人が作った瓶は「これが限界だ」と技術の差を痛感している場面ですが、
2世紀というと吹きガラスが登場して200年ほど経っていて、急速にローマ帝国内に拡大して行っている時代です。あらゆる種類の
テーブルウェアがガラスで作られるようになり、非常に薄くて軽いという特徴があります。その技術はむしろ賞賛に値するものです。

そんな熟練したガラス職人が牛乳瓶を作れなかったのはおそらくその分厚さに慣れていなかったのでしょう。
また、温度管理を任意に行えなかったであろう当時の徐冷方法では厚手のガラスはよく割れたかもしれません。
作り終えたガラスはまだ熱く、そのままでは表面から急激に冷えてしまいますが、内部はまだ熱く、この内外の温度差が歪みとなって
残ったままだと、何かの拍子で割れてしまいます。厚みのあるガラスほど歪みが残りやすくなるのです。

当時の職人に牛乳瓶を作ってもらうには薄手にするのがよかったでしょう。

ちなみに牛乳の歴史はよく分かりませんが、牛の乳はチーズとしての利用が主で飲むようになったのは比較的最近のようです。

以上、ちょっとまじめに考察してみましたが、このマンガを否定しているわけでなく、私自身楽しませてもらってます。

vitrum labook

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2012.05.10 21:47 | その他, ガラス,

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