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『100のモノが語る世界の歴史』1 – Vitrum Lab.

Books:本の紹介

『100のモノが語る世界の歴史』12015.08.05

『100のモノが語る世界の歴史』1

 

  • ニール・マクレガー 著
    東郷えりか 訳
  • 2012
  • 筑摩書房
  • 285ページ
  1. 何がわれわれを人間にしたのか
  2. 氷河後期―食べものとセックス
  3. 最初の都市と国家
  4. 科学と文学の始まり
  5. 旧世界、新興勢力
  6. 孔子の時代の世界

vitrum lab.評

神戸市立博物館で2015年9月20日から開催される本書と同名の展示「大英博物館展 100のモノが語る
世界の歴史」の公式カタログが別に刊行されていますが、本書は「100のモノ」を3冊に分け、詳しく解説されている
シリーズ本のうちの1冊目。表紙は2重になっていて、写真のデザインの下にはかなりシンプルな表紙。
展示に合わせて新しいデザインの表紙を作ったのでしょうか?

テーマは大英博物館の所蔵品の中から、時代や地域が偏らないように世界全体を可能な限り平等に網羅できる
100点を厳選し、それらの解説を試みるというもの。この第1冊目では副題として「文明の誕生」が掲げられており、
この副題にそって30点が紹介されています。

”文明の誕生”という条件付きではありますが、地域や時代が異なるさまざまなモノに対して著者が実に分かりやすく
端的に解説をしているのは驚き。さすが大英博物館館長といったところでしょうか。専門分野ならともかく、これほど
地域や年代がバラバラなモノを評価するのは簡単ではありません。まさに博物学です。

特徴としては1つのモノに対し、だいたい7ページ割かれていて、著者の専門的な解説に混じって、他の研究者
や芸術家など考古学とは関係のない人の感想も取り入れられており、モノに対して偏らない姿勢が貫かれて
います。

これまでのところガラスは登場していませんが、十分面白い本でした。逆に言えばガラスの評価をしていただきたい
というくらい、著者のモノを見る目に脱帽。2冊目、3冊目が楽しみになってきました。

 

vitrum labook

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2015.08.05 22:25 | 博物館カタログ,

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