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『美術館長の眼』 – Vitrum Lab.

Books:本の紹介

『美術館長の眼』2017.12.05

『美術館長の眼』

  • 谷一 尚
  • 2013
  • 吉備人出版
  • 235ページ
  1. 美術館長の眼
    新米館長/グァルネリ/テロニモマケズ/多民族国家の崩壊/瓦全玉砕/中国での発掘/古寺探訪/角石谷/小松ヶ丘/
    国際教養学科新設のころ/校庭の窯/ベルリンの壁/母校の思い出/天神山とわたし-総合文化センターの思い出-
  2. 美術館長の雑記帖
    小物の会とオリエント美術館/人類文明の起源/古代帝国の成立と展開/シルクロードの交流/イスラーム陶器の煌き/オリエント
    の美の殿堂、岡山に設立され早32年/オリエント美術館建築に見えるオリエント的要素/オリエント美術館建築のオリエント要素
  3. 文化資源探訪
    倉敷ガラスと小谷眞三さん/「陶のシルクロード 加藤卓男の陶芸展」によせて/古仏の微笑み-稔華微笑-/金谷朱尾子
    日本画展によせて/コーカサス3国の踏査①/コーカサス3国の踏査②/喜兵衛島/顔見世/新年と暦/追悼前島己基さん
    シルクロードとオリエント-追悼平山郁夫先生-/古代ガラス研究と松島巌さん/解明進む古代ガラス交易/蘭奢待/甘粕
    健先生を偲ぶ
  4. 古美術漫遊記
    円明園のウサギとネズミ/運慶の大日如来/ベートーベンの遺髪/名器ストラディバリウス/6万円の名器/歴史に翻弄された
    名器/三十六歌仙絵巻の分断/氷の下の百年ウィスキー/荷風の罫紙/パンダの値段/孫文の書/明治21年の国宝購入/五浦釣人/
    蘭国王のミイラ購入/柊家の子規と漱石/漱石の来岡/榕菴先生のトランプ/萬翠荘と愚陀佛庵/道後松山の漱石と子規/漱石
    の自筆絵はがき/露皇帝の復活祭卵/ニコライ大聖堂と柳井原/トルストイの聖書/露皇帝の刺青/モンローのドレス/真と偽の
    カラバッジョ/女性の自立と阿修羅像

vitrum lab.評

著者の谷一氏は私が大学時代に古代ガラスを研究していた当時の岡山市立オリエント美術館館長。
東京の中近東文化センターの一室で研究発表をさせていただいたときに、初めてお会いし、
ガラス工芸学会を紹介していただいたり、実現はしませんでしたが、当時、個人的に翻訳していた
ガラスの専門書を出版してみたらどうか、と出版社に掛け合って下さったり、たまたま
博物館でお会いしただけなのに、昼食に連れて行って下さったりと、いろいろお世話になりました。
この本は著者の日々の日記を一冊にまとめたような内容になっています。
私が著者と接したのはほとんどが古代ガラス研究に関わる展示や研究会だけでしたが、
例えばこの本を読むまでコントラバスを演奏されるとか、どんなところで発掘されていたとか、
知らない一面を垣間見ることができました。
さて、館長の眼というタイトルのため、内容は博物館での日々の活動がメインです。しかし、そこに館蔵品
や考古学的なうんちくを絡めた展開はやはり館長ならではの視点で書かれています。古代ガラスのこともちらほらと
出てきます。専門書ではなく、館長の日記を読む感覚で読む本です。

vitrum labook

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