今日も吹きました。久しぶりに2周間連続で吹くことができました。
今取り組んでいるのは、エジプトで発見された4世紀のガラス。
今でいうワイングラスみたいな形のステムのあるコップです。
今ならカップ部分とステムを別々で作ることがよくありますが、写真と実測図をみると
カップ部分とステムが一体型と思われるので、そのように作る技法を研究中です。
最終的には実物みないといけないのですけど、このような一体型はローマ・ガラスによく見られる
ので、この研究はエジプト出土ガラスに限らず、広く応用できるかもしれません。
古代のガラスといっても、現代でも十分通用する意匠で、
多分、復元品と明示しなければ、ほとんどの人は私自身の作品だと思うでしょう。
古代ガラスで面白いのは、現代ならそれはあかんやろ!と思うくらい歪んでいても使っていたかもしれない
おおらかさ。「使えたらええか」という感覚だったのか?単にせっかく作ったのだから「もったいない」と思ったのか・・・