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『古代仕事大全』 – Vitrum Lab.

Books:本の紹介

『古代仕事大全』2010.10.10

『古代仕事大全』

古代仕事大全

  • ヴィッキー・レオン(ノンフィクション作家)
    本村凌二 監修
  • 2009
  • 原書房
  • 378ページ
  1. 「上司」は本物の奴隷監視人
    海賊、奴隷仲売人、時計番、重装歩兵付き奴隷、銀鉱夫、ティロ、剣闘士奴隷、氏名告知奴隷、筆写人、美容師、クレシプス、さまざまな奴隷Ⅰ、さまざまな奴隷Ⅱ、代理奴隷、ウァレリアヌス帝
  2. 職業的処女と世俗的な職業
    さまざまな神官職、娼婦、降霊術師、夢治療師、男娼、スプリンナ、御守り屋、ウェスタの巫女、リコリス、聖なるニワトリの番人、犠牲の儀式の助手、卜占官、占星術師、パンクラテス
  3. ノドを通るもの、通ったものに関わる仕事
    農夫、養蜂業者、フリュネ、料理人、医者、水汲み奴隷、穀物担当局、肉体労働者、パン屋、ガルム製造業者、魚売り女、歯医者、毒味奴隷、肥料屋、ワイン醸造家、ワイン鑑定士
  4. 法秩序を守る側と乱す側
    射手巡視官、監視員、親衛隊長官、警吏、ラッキー・ブラ、ルキニウス・ルクルス、ローマ軍団兵、アマニレナス、戦象司令官、マリウス、傭兵、投石兵、水兵、漕ぎ手
  5. 口達者と芸達者
    アペレス、仮面制作と衣装デザイン、役者、鋳型彫刻工、楽師、著述家、劇作家、詩人、陶工、花瓶画家、彫刻家その他、壁画家、モザイク画家、看板屋、センティア・セクンダ、アポロドロス、教師、旅行ガイド
  6. 三流経営者とインチキ企業
    オリーヴ・オイル卸売業者、パシオン、調香師、琥珀ブローカー、出版社兼書籍商、ケファルス、理髪師、花輪職人、宝石細工職人、輿担ぎ、紫の染料売り、わき毛処理師、シルフィウム輸入商、靴職人、外科医
  7. 華やかさだけはショウビズ
    ヘロドロス、喜劇俳優、テアゲネス、戦車競走の組長、戦車競走選手、ディオクレス、競走馬ブリーダー、ダフ屋、教官、主催者、志願剣闘士、女性剣闘士、猛獣供給業者
  8. 道具を持って出かけよう
    配管工、建設業者、アンドロニコス、地図屋、水工学者、ソストラトス、ディオスコリデス、天文学者、セルギウス、大工、フロンティヌス、潜水夫、煉瓦製造業、建築家、測量士、街道建設業者
  9. 魅力的な仕事に嫌な商売
    公共奉仕者、体育場の監督官、ソフィスト、入れ墨師、徴税人、賭け屋、呪い板作り、クラッスス、告発の専門家、ユリア・バルビッラ、縮絨工、フェリキシムス、競売人、ロスキウス
  10. 運命づけられた職業と変わらぬ仕事
    酒神祭企画者、太鼓持ち、暗号作成者、町の触れ役、告げ口屋、デモケデスとミローン、オリンピックの審判、ファストフード店、司書、カリマコス、郵便配達人、植木屋、オイル塗り係、下着製作者、戸口調査員、葬儀屋、葬式の道化師

はじめにより

・・・本書ではほかの本や映画、テレビ番組には決して出てこないような人々とその暮らしを取り上げている。これらの人々、彼らの仕事、関心事、彼らが耐えた苦闘は、紀元前、西暦という人工的な構成概念のなかで年代的にみて「古い」というにすぎない。彼らの行動や偉業は、陰謀でさえ、時間を超越している。彼らのなかに私たちは自分の姿をより鮮明に見ることができる。さあ、一緒に行きましょう。びっくりしないように。・・・

vitrum lab.評

「最古のハローワークへようこそ!」という帯のキャッチフレーズに惹かれてしまいました・・・。そして「150を超える古代の仕事・・・」にも。どうやって調べたのか?というくらいたくさんの仕事が登場し、すでに失われている仕事から今もあるような仕事まで紹介されています。ノンフィクション作家によるものだからか、堅苦しい研究書口調で書かれているのではなく、ちゃんとした内容なんですが時にユーモアを交えた書き方をしているので、あれよあれよと読んでしまいました。ほとんどがギリシャ、ローマ時代のお話です。これが古代アジアだったり、古代アメリカだったりと地域もさまざまなものもあればもっと話が広がったでしょう。

なんじゃそりゃ!とツッコミたくなることもたくさんあり、今からみると理不尽な社会的ルールの中で生きていた昔の人々に頭が上がりませんが、現代に生きてよかったとやっぱり思ってしまいます。数ある職業の中でとりわけツッコんでしまったのは「氏名告知奴隷」でしょう。古代のえらいさんは社交の場に頻繁に出ていきますが名刺がなかった時代、誰が誰なのか覚えていられないため、顔と名前を覚えるのが得意な奴隷をつれて歩いたそうです。こそっと名前を教えてもらい友人のように振る舞うのです。そのうち見栄をはってこの奴隷をたくさん従えるようになったのですが、その結果、奴隷の名前さえも覚えられず、抱える奴隷の顔と名前を一致させるためにこの奴隷を抱えることになった・・・・というお話。ほんまかいな!でしょ?

さて、ガラスとも一見無関係にみえるこんな本ですが、実はガラス職人が登場します!名の知られた数少ない女職人の話です。

vitrum labook

ここで紹介した本は下から選んでご購入いただけます。

2010.10.10 22:37 | その他, ガラス, , 考古学

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