『季刊考古学』81
私ごとで申し訳ありませんが、初めて参考文献のところに私の名前が出てびっくりした考古学専門雑誌を紹介させていただきます。
ある日、何となく本屋に入り、「実験考古学の現状と未来」というサブタイトルに惹かれて手に取り、ガラスのことも載っていたので「こういう本に載る論文でせめて参考にされるくらいにならないとなあ」と思いながら、参考文献を見ていたら、な、なんと自分の名前が載っているではないですか!
どこの個所でつかったのだろうと本文にいくと、岡山の美術館で行われた一連の復元制作が取り上げられ、また、この活動に触発されて復元研究を行ったのが私で、似せるではなく、より本物を作ろうとしているという評価でした!そこが自分の立場の大事なところだったので、それが伝わっていてうれしく思いすぐにこの本を買ったのを覚えています。
・・・ただ・・・・私が研究を始めた時、岡山の美術館の活動をしっているどころか、誰にも触発されずに始めたものですので・・・・ちょっとその辺が事実と違うかと・・・この場を借りてお伝えしておきます(笑)
さて、内容ですがサブタイトル通り、いろいろな実験の紹介がされています。ガラスでは岡山市立オリエント美術館で行われていた復元実験のことが中心に書かれています。イラスト付きで分かりやすいですが、同じような内容でカラーで見ることができるのは『古代ガラスの技と美』です。あいかわらず実験考古学系の本は少ないです・・・
ここで紹介した本は下から選んでご購入いただけます。