『アンコール・ワットを読む』
私が読んだアンコール・ワット関連本の中では、多分考古学的要素がたくさんあったからでしょうが、一番面白く読んだ本です。目次を見ての通り、アンコール・ワットに関わるたくさんの方の専門分野の話がこの1冊に凝縮されています。遺跡一つでこんだけの視点があるのは面白いことだと思います。「研究者が案内するアンコール・ワット」というコピーが良いです。遺跡を深く深く掘り下げていきます。実際、発掘のお話も多いです。
アンコール・ワットの遺跡の保存修復活動には多くの国が関わっていますが、日本もその1つです。保存修復関連の内容もここに含まれています。残念ながらガラスのことは出てきません。
旅行ガイドブックとして使うにはあまりにも狭く深くっていう内容なので、向いていませんが、旅行から帰ってきてさらに知りたい時に読めばいいんじゃないでしょうか。
ここで紹介した本は下から選んでご購入いただけます。カンボジア関係もいろいろ紹介してます