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『カンボジア絹絣の世界』 – Vitrum Lab.

Books:本の紹介

『カンボジア絹絣の世界』2010.10.12

『カンボジア絹絣の世界』

カンボジア絹絣の世界

  • 森本喜久男
  • 2008
  • NHKブックス
  • 228ページ
  1. まだ見ぬ布を求めて
  2. もうひとつのシルクロード
  3. 彷徨えるナーガ
  4. ジグソーパズル
  5. IKTTの現在
  6. スーパーナチュラル
  7. 「森」からの知恵

はじめにより

・・・カンボジア伝統織物の復興を願い、わたしがIKTT(クメール伝統織物研究所、Institute for Khmer Traditional Textiles)をカンボジアの現地NGOとして設立してから、はや一二年になろうとしている。その道のりは決して平坦なものではなかった。伝統織物の復興の仕事は、やがて織り手である女性たちの生活支援、そして人材育成へと拡大し、さらには織物を作り出すための自然環境と、織物を生み出していた生活空間の再生にまで取り組むことになった。・・・

vitrum lab.評

カンボジア旅行に行く前、現地で日本人が立ちあげた絹織物の工房があると知り興味を持っていました。まず、絹がカンボジアで織られていること自体知らなかった上、なにゆえ日本人が?という感じでした。

「クメール伝統織物研究所」を立ち上げた森本氏の著作ですが、カンボジアから帰国して読んだ本です。この研究所に行った時は、カンボジア人に技術を教え、自分たちで売って生活をするということを教育し、そのためにはいいものを作らないといけないという考えを根付かせてできた場所なんだと単純に思っていましたが、この本を読んで、研究所に行っただけでは分からなかったことが多々ありました。

カンボジアは内戦で絹織物の伝統がほぼ途絶えていました。それを復活させるため、単に織る技術を復活、教えるだけでなく、当時の染色技術、それも染色に使う天然素材までも復活させたのだからすごい信念です。さらに、カイコを育てるために必要な桑を栽培するということもやってのけてます。これらを実現させるための苦労が伝わってきます。

今でこそ世界各地に行って現地の人を教育し、現地のものを使って、現地の人の手でビジネスを作り上げていく社会起業家が注目されていますが、森本氏は今から3、40年前にそれを実現させていました。社会起業も技術の復元も何かにこだわることも全て興味がありましたので、なかなか面白く読みました。

vitrum labook

ここで紹介した本は下から選んでご購入いただけます。カンボジア関係もいろいろ紹介してます

2010.10.12 23:14 | その他,

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