『シルクロード 砂漠を越えた冒険者たち』
何度も言ってしまいますがイラスト豊富で面白い「知の再発見シリーズ」。世界がまだ未知の国であふれていた時代、色んな噂話や空想で遠い国のことを描いていました。マルコ・ポーロの『東方見聞録』は有名ですが、彼を含む多くの旅人が数々の記録を残しています。そこにはどこで見たのか聞いたのか、色んな人間や怪物、動物が登場します。それらを含む、当時の世界観や人々の生活の様子が豊富なイラストを通じて紹介されています。シルクロード関係の本でこれほどたくさんのイラストを見れるのは珍しいかもしれません。当時の記録だけを読んでもピンとこない地名や民族名が出てくるだけで難解なだけですが、こうしてイラストを見ているとつい興味をそそられるものです。古代版UMA(未確認生物)みたいなものです!
内容的には世界史によく出ていた人物がたくさん出てきます。それ以上に、名も知らぬたくさんの商人が古来より行き来してきたシルクロードは、グローバルな時代になった今でも幻の都が発見されたり、ほんの少し前までは探検隊によって古文書が持ち帰られたりと好奇心をくすぐり続けています。
ここでもやはりガラスはほとんど出て来ませんが、これだけ豊富なイラストが残されているのなら、そのどこかに描かれていそうな気もしますが・・・
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