Books:本の紹介

『Roman Glass in The Corning Museum of Glass』vol. 12010.10.22

『Roman Glass in The Corning Museum of Glass』vol. 1

Roman Glass in the Corning Museum of Glass 1

  • David Whitehouse
  • 1997
  • The Corning Museum of Glass
  • 381ページ
  1. Forword (まえがき)
  2. Acknowledgments (謝辞)
  3. Introduction (序論)
  4. Catalog (カタログ)
    A. Objects Formed by Casting or Pressing (鋳造、型出し)
    B. Vessels Formed by Casting or Blowing (鋳造ガラス、吹きガラス)
    C. Cameo Glass (カメオ・ガラス)
    D. Blown Vessels without Decoration (無装飾の吹きガラス)
    E. Objects with Picked-Up or Blobbed Decoration (斑文装飾、突起装飾)
    F. Cut, Engraved, and Wheel-Abraded Objects (カット、エングレーブ、研磨)
  5. Bibliography (参考文献)
  6. Concordances (記載番号一覧)
    1. Accession Numbers (アクセス番号)
    2. Sangiorgi Collection (サンジョルジ・コレクション)
    3. Smith Collection (スミス・コレクション)
    4. Strauss Collection (シュトラウス・コレクション)
  7. Indexes (索引)
    1. General (一般)
    2. Reported Find-Places and Previous Owners (出土地、寄贈者)
    3. Subjects and Inscriptions (題材・銘)
  8. Drawings (実測図)

vitrum lab.評

古代から現代にいたるガラス研究所として世界的に有名なアメリカ、ニューヨーク州にあるコーニング・ガラス美術館の古代ガラスカタログ。大判ハードカバーという豪華な本で、3冊のうちの第1弾。私が今まで見た中で最高の本です。めちゃ高いですが、学生時代、一生懸命アルバイトして1カ月に1冊ずつ買い集めました。それくらいしても手に入れたかった本です。残念ながら日本国内の古代ガラスの本、博物館カタログでこの本をしのぐ本は今のところないでしょう(ガラス専門機関がないので当然ですが・・・)。

カラー写真(1部白黒もあり)と情報、技法、各ガラスにつき参考文献の紹介、最後には一部ですが実測図つき。情報の細かさと、丁寧に観察されて書かれた技法の説明は安心して読むことができます。実測図もかなり便利です。実物を見ることが難しい時、この実測図が役に立つことが多いです。日本の博物館で見ることができる古代ガラスと同じタイプのガラスをこの本でほとんど見ることができる上、得られる情報が多いのでかなり重宝します。古代ガラス研究するなら必携の本です。

vitrum labook

ここで紹介した本は下から選んでご購入いただけます。洋書もありますよ~

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