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『まんが パレスチナ問題』 – Vitrum Lab.

Books:本の紹介

『まんが パレスチナ問題』2010.10.25

『まんが パレスチナ問題』

まんがパレスチナ問題

  • 山井教雄
  • 2005
  • 講談社現代新書
  • 275ページ
  1. アリとニッシム
  2. ユダヤ教
  3. キリスト教
  4. イスラム教
  5. 十字軍
  6. フランス革命
  7. 第1次世界大戦
  8. 第2次世界大戦とホロコースト
  9. イスラエル建国
  10. 第1次、第2次中東戦争
  11. 第3次中東戦争とPLO
  12. 第4次中東戦争とサダト
  13. キャンプ・デービッド合意
  14. インティファーダ
  15. 湾岸戦争
  16. オスロ合意
  17. 第2インティファーダ
  18. 9.11
  19. エピローグ
  20. あとがき

vitrum lab.評

「まんが」とありますが、連載漫画のようにコマ割でストーリーが描かれるような形ではなく、ユダヤ人とパレスチナ人の二人の少年が歴史を傍観しながらポイントを説明していく、分かりやすい解説書のような形です。読者は二人の少年を介してこの複雑な問題に疑問を投げかけ、争いの元凶となっている問題や、どういう結末になったのかを知ることができます。

専門的・政治的な内容が出てくる本がたくさんありますが、まんがという形でこの問題を誰にでも分かってもらいたいという作者の意図が伝わってきます。それだけに、平易な文章で書かれていて、複雑な問題をシンプルにまとめて(実際はもっと複雑なんでしょうが)書いているので、パレスチナ問題、テロ、この地における宗教対立などに関心があるのなら入門として最初に読めばいい本だと思います。構成もシンプルな上、索引もあるので後でわかりにくかったところもすぐに確認できます。

パレスチナ問題は今まで何度も和平会議が行われ双方合意に至ったこともあるのに、なぜいまだ解決しないのかが良く分かります。お互い妥協しない話し合い、周辺諸国あるいは権力者の思惑、国連の強制力の欠落など、たくさんの原因が考えられます。ユダヤ教もキリスト教ももともとは同じだったのに、そしてイスラム教をそこに加えても、本来は平和に共存していたのになぜ解決が困難なほどこじれてしまったのか。読んでみてください。

vitrum labook

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2010.10.25 14:41 | その他,

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