siege=包囲攻撃、攻城、包囲
イメージは似ているけど、この意味では訳には使えない。
頭の中にはあるのですが、本当にこれでいいのか?と思って単語を調べていました。
でもやっぱり専門書を訳すのには単語の意味からさらに派生させた訳し方をしないと
いけないことが多々あります。
自宅の本棚には現在知りうる限り最強の辞書「研究社 新英和大辞典」
この辞書に出会ってその最強ぶりをみせつけられた大学生時代。
唯一の欠点は持ち歩くにはやたら重いことでした。
そして今は電子辞書の時代。この辞書が入っている電子辞書なら
買う価値があると思ってなかなか見つからなかったのですが、それもそのはず、
そこらの電気屋では売っていないことを知り、大手の本屋でようやく見つけるも
高くて買えず、数年後すこし安くなったところを見計らってついに手に入れたものです。
それが現在知りうる限り最強の電子辞書「SR-G10001」。当然、研究社の辞書も入っていますが、
それ以外にも有名な英和、和英、英英辞書。それどころか、ブリタニカ国際大百科事典ほか何冊もの辞書・辞典(事典)が1つに入ってるのです。
アルバイトをしていた時、使うことがなく置き場に困ったからといって社員の誰かがブリタニカを食堂の
棚においていったものを許可を得て少しずつ持ち帰りました。この本もガラス関係の調べ物で大学の
図書館で出会ったものです。このシリーズをずっと横に並べると2m以上の長さになるんじゃないかしら?こんなすごいものを全巻いただけるなんて。
まあ何にせよ、この世に出ているすごい辞書たちが凝縮されている「SR-G10001」のすごさが
分かっていただいたのではないかと思いますが、問題は専門書を訳すには単に単語を知って
いるだけではだめな時があるということです。
そしてこの電子辞書ですらないと思って調べてみた「siege」の意味。
周りの文章からイメージは湧いていたのですが本当にそういう意味があるのかどうか
最後の決定ができないでいましたが・・・
あ、見つけました。
「るつぼ窯床:ガラス調合物を入れた壺を置く」
すげえ・・・・
SIIはキーボードが押しやすくていいな。6年前に買ったドイツ語辞書がSIIやわ。
それにしてもるつぼは金工系ではcrucibleが普通に使われてて、siegeは訳分からんね。。。
さすがモンスター辞書!
ほんまにガラス工芸からの訳が掲載されているとはどんな編纂の仕方をしたのかとびっくり。これは専門的な洋書を読むにはめちゃおすすめです。