ガラスを発掘する心づもりでしたが、発掘は本当に最初の最初で、まず
みんな1列に並んでまっすぐ歩いていき、地表に落ちている遺物らしきものを
拾い集めるところから。
ガラスはほとんどが現代もので、コーラの瓶だったりガラスの食器だったり。
その後は雑草抜き。現地で道具を調達。かなり丈夫な雑草で、刺がささったりと
何かと大変でした。そして、地盤は白い岩盤のため照り返しがはげしく、まぶしいわ、
暑いわ、砂煙はおこるわ・・・・
ちなみに昼間がやたら暑くなるレバノンでの発掘は朝早くから行い、昼頃に撤収します。
朝5時頃起床し、当番制で朝食を作り(食材は午後に現地調達)、7時ころ出発。毎日12時だったか13時だったか
にお祈りの「アッラーアクバル・・・・」という音声が聞こえてきたら片付けに入ります。
この間、休憩を1、2回ほど。
↓ 目の前に広がるバナナ畑を眺めながら、
↓ 超豪華な小屋?の下で休憩
このバナナの葉っぱでつくった豪華ゲストルームは後に折りたたみテントへと
バージョンアップされます。
休憩中にはジュースやビスケット、パン(「ガック」と呼ばれていたような・・)を
食べるのですが、なぜか「ミリンダ」というファンタオレンジ風の炭酸オレンジ無果汁飲料が
やたら美味いのです。
日本ではほとんど炭酸飲料は飲まない私でもこれはハマりました。それで発掘隊は
帰国時にミリンダをお土産に買いこむのですが、日本で飲むと不味い。レバノン7不思議の1つ
です。
ちなみにレバノンで手に入る主な飲み物はコーラ、ペプシ、ミリンダ、スプライト、7up、その他あまったるいフルーツジュースのみ。
日本からは粉末のポカリを持ちこみましたが、現地人にはウケが悪く、日本人の間で重宝されました。
あ、そうです、N大レバノンチームはレバノン現地人とともに体を酷使して発掘しました。こうして現地人と友情がうまれるわけです。
いや、正直に言うと、図面の書けない私は力仕事でご奉仕・・・・