地下墓の環境調査が終わると、今度は石材の取出しにいよいよ突入。
しかし、作業中の環境変化も調査対象なので、作業中も環境調査は継続して行われた。
なので、石材を運び出す重労働の合間の休憩中にさっと環境調査が行われる。
入り口はせまい上に重い切り石を持って階段を上がるのは不可能。
そこでレバノン人のワーカーと知恵を絞って滑車で持ち上げることになった。
階段に長い木の角材を2本置き、切り石を滑らせる道とした。
それから発掘に使われていた砂を運ぶ一輪車を分解してタイヤを取り、
荷台の部分だけにする。ロープを通す穴をあけて、ロープを通し、
滑車とつなげて、階段の上でロープを引き上げるという仕組みだ。
↓ こんな感じ この写真は後のもので実は滑車は早々使えなくなり、
それ以降は直にロープで引き上げることになった(笑)。
早速、これまで発掘で活躍していたワーカーの中で屈強な者が選ばれた。
少し小柄なワーカーはロープを引っ張る役。
私は・・・・
私は・・・
入り口付近で荷台に乗せられた切り石を下から押す役目と地下墓内をみる役・・・
めちゃめちゃ 重労働やんけ!(笑)
どんな石かって?
↓ これです。屈強なワーカー3人と私でようやく運び出した石も。
力仕事と体力仕事には慣れていたので、ワーカーとともに切り石をどんどこ出していった。
おかげで私はレバノン人と非常に仲良くなり、レバノンでは後々もずっと彼らと仕事することになりましたが、
ツーカーの仲で言葉があまり通じなくてもだいたい何をしたいのかお互いが分かるようになった。
切り石最高!
・・・・・
あれ?ガラスは?