Blog:羅馬は一日にして成らず -2nd edition-

レバノンとガラス 08 入院2013.12.01

地下墓を掘り下げていくと、石棺を収める棚が出てきました。
土でずっとふさがってたものだから、そこからカビ臭いにおいが
地下室を満たして、ワーカーが「変なにおいがする」と言い始めました。

そのにおいをかいでからから、気分が悪くなり、発掘が終わって宿舎に戻ると
昼食も食べれないほどになっていてベッドに倒れこんでたのですが、
少しマシになった気がしたので起きてキッチンに行ったら、I教授から飲めと
渡されたもの・・・・「解毒作用のある飲み物」・・・・・毒なんですか?(笑)

 

体の調子は悪くなるばかりで、夕食も食べれないどころか嘔吐。
疲労がたまっていたんだと思い、ずっと横になっていたら下痢も始まり、
夜中に何度も何度もトイレにいくことになってしまった。

脱水症状になるのでポカリスエットを脇に置いておくのですが、飲んだらトイレにいかねばならず(笑)

深夜に熱を計ろうと起きたもののまっすぐ歩けず、ようやく計ったら39.5℃と表示されていて、
こんな数字見たことがないので体温計が壊れていると思い、何度も計りなおしてみたのですが変わらなかったので
ようやくしんどい意味が分かりました。

私は熱がでるとよく悪夢をみてうなされるのですが、この時も狭いベッドの上にワーカーが
石材をどんどん置いていって狭くなっていく夢をみました。

翌日、熱が下がらなかったので、その場合病院にいけと教授に言われていたので、料理人のレバノン人に
同行してもらって行ったら入院ってことになりました。

人生初の入院がレバノンという貴重な体験。

そんなに悪いのか不安ではありましたが、私にはもっと不安なことがありました・・・

↑ 遺跡を破壊しているのではありません。あまりに重い石材をユンボで
持ち上げるのです。それにしてもすごい操作技術だ・・・・

2013.12.01 00:08 | ブログ, レバノン

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