『世界史人』VOL.5
『歴史人』という雑誌の別冊版で、古代エジプトに特化した内容となっています。
総監修は吉村作治氏とあって、最新の古代エジプト研究の成果が分かりやすくまとめられています。
ちょっと昔にいわゆるトンデモ本でベストセラーとなったグラハム・ハンコックの解釈に対してのコメントが
いきなり初めのページから展開されるあたりは、大衆向けにも読んでもらえるようにという作戦でしょうか?(笑)
この手の雑誌やムックって色々あると思いますが、 思ったよりCGが発達していて、高校時代に見ていたような
雑誌よりも視覚的にもデザイン的にも 発達したなという感じがしました。
吉村作治氏の総監修なだけに、発掘成果は氏の解釈が中心に述べられていますが、ところどころで別の説の
紹介もされています。究極のところ、未だ古代エジプトに関してはまだ多くが解明されていないということです。
ガラスに関しては、その前身のファイアンスですらほとんど登場しません。専門書よりは手軽ですし、古代エジプト
入門書としてはかなり読みやすいかと思います。
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