第11回アジア考古学四学会合同講演会「アジアの煌めき」④-42018.02.15
交易ルートの変遷
- 弥生時代前期末~中期初頭
北部九州にてガラス小玉が出現
Group PIのカリガラス(インド・パシフィックビーズ)
- 弥生時代後期~古墳時代中期前半
インド・パシフィックビーズ激増
海路によって日本へ
- 古墳時代中期後半(5世紀後半):海路から陸路へ
植物灰ガラス(Group SIIIB)出現→インド・パシフィックビーズが西方のガラスに取って代わる
朝鮮半島でも同様の動き。新羅では西アジア~中央アジア産のガラス器が内陸ルートで伝わる=日本にもたらされた植物灰ガラスも内陸ルートでもたらされたと考えられる。
- 古墳時代後期末
変則的な引き伸ばし法による植物灰ガラス(Group SIIIC)流通開始
このタイプは東南アジアでは出土少ない=内陸ルートで東アジアに流入のため
百済産鉛ガラスが北部九州で流通
- 7世紀
朝鮮半島から鉛ガラスの生産技術が導入、国産ガラスが誕生する。
2018.02.15 06:08 |
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