前に紹介したMIHO MUSEUM「古代ガラス -色彩の饗宴-」展は巡回展なので
7月6日~9月1日 に岡山市立オリエント美術館で開催されます。
この展示に私の復元品が展示されるかもしれません。
まだ相談中といったところですが、実際に作品を見て頂いて
決定されます。
詳細は作品解説のところに書いていますが、
簡単にいうと現代のようなバーナーワークのやり方ではなく、
あらかじめ作った円いスライスされたガラスや小さなガラス片を
素地に熔着していくという方法で作ったものです。
ここではバーナーを使わざるを得なかったのですが、
設備は違うものを想定しています。この方法では一般的な
バーナーワークでは残らない道具痕を残すこともできました。
この時の成形方法を「当時の方法だ」と断言はできませんが、この実験で見つけた課題を探るうちに、
トルコのガラス工房へ駆り立てる気持ちが湧きました。
研究は現在も進行中です。
なにわともあれ、展示してもらえるといいなあ。