Books:本の紹介

『年代測定』2010.10.18

『年代測定』

大英博物館瑛双書③年代測定

  • シェリダン・ボウマン 著
    北川浩之 訳
  • 1998
  • 學藝書林
  • 120ページ
  1. 背景と基本原理
  2. 放射性炭素濃度の変化
  3. 放射性炭素年代の測定方法
  4. 放射性炭素年代の年代補正
  5. 放射性炭素年代と考古学

vitrum lab.評

大英博物館双書というシリーズ本の1冊です。このシリーズはコンパクトでページ数も少ないので、入門の入門として気軽に読めます。本書は年代測定という、どちらかというと理系の内容です。同じ内容として『考古学のための年代測定学入門』という本を紹介していますが、それに比べればはるかに読みやすく分かりやすいです。といっても数ある測定法のうちで「放射性炭素年代測定法」がメインですが・・・。

それだけに、この測定法の原理、補正、測定法などが詳しく分かりやすく書かれています。ガラスの研究を始める前は年代測定を勉強していましたが、放射性炭素年代測定法についてはこの本が大いに役立ちました。

vitrum labook

ここで紹介した本は下から選んでご購入いただけます。カンボジア関係もいろいろ紹介してます

2010.10.18 15:13 | 保存科学, , 考古学

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