Blog:羅馬は一日にして成らず -2nd edition-

トルコ旅行01 ボドルムへ2011.08.11

トルコは広い上に、見どころが点在していて移動だけで時間がとられます。
ガイドブックにはバスで10時間・・・とか普通に書いてますが、そんなことをしていたら
5日間全部バス移動で終わりなんてことになってしまう!と思った私は国内線を利用することにしました。
飛行機なら1時間くらいで済むことがほとんどです。

高くつく旅行だと思いましたが、周遊券なるものがあり、2区間200ユーロでも4区間では250ユーロで済みます。
国内線を多く利用するときはこれがお得です。ただ、国内線は便数がすくない上、地方から地方へはあまり便がなく
イスタンブールへ行ってまた地方へ・・・ということになるかもしれないので注意。

というわけで、関空からイスタンブールへ着いた後、すぐにこれを利用してボドルムへ飛びました。

ボドルム Bodrum

えー・・ここは「世界的著名人がバカンスに訪れる高級リゾート地で・・・・」というような場所らしいですが、私の目的は
ずばり「バカンス!」・・・ではなく、ガラスです。そのためにまず1日目はここで滞在することにしました。

実はボドルムにガラス工房があるという情報を得ていたので、ホテルにそれについて問い合わせていたのですが
出発までに返事はありませんでした。

ホテルに着いてチェックインをしようとしていたらなんと!オーナーがガラス工房について調べていてくれていて、その場所
を知っている人が10分後に来るということでした!びっくり!早速準備して、その人と会い、地図と行き方を教わって行くことに。
住所も書いてくれて、これをタクシードライバーに見せたらいいと。トルコに来ていきなり日本人もおどろくOmotenashi(おもてなし)!

徒歩でオトガルへ、それからミニバスでグンドガンというところへ。ここからさらにタクシーで10分ほどのところに工房はありました。


Asmin Hotel    プール付き

アトリエ サナート Sanat Atolyesi

私の得ていた情報のガラス工房とは違い、現代芸術的な工房でしたが、素敵でした。

敷地は広く、壁一面にガラスのオブジェが飾られていました。

作業場を見せてもらうとそこには大きな電気炉が。ガラス片を組み合わせて、この炉の中で熔着し、皿や飾りを
つくる「フュージング」という技法です。日本以外の国で電気炉をつかって制作している工房は初めて見ました。
電気事情がよくないとできない技法です。

4つの角の支柱に支えられた台の上にガラス片を並べ、上からニクロム線のついた蓋を下して密閉し、電気の熱で熔着します。
ここで作られた作品は同じ敷地内のショップで展示販売しています。

この工房は私が求めている伝統的技法ではありませでしたが、電気炉を初めてみれたことや、写真はありませんが味のある
きれいなガラスをいくつか購入できて、初日としてはいい旅行になりました。

この後、ホテルへ戻り、一番の目的地、水中考古学博物館へ行きました。

2011.08.11 16:05 | トルコ, 旅行

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