1860年のこと。来日していたトルコ国皇帝特派使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が帰国の途中に嵐に遭い、
串本の灯台下の岩礁で難破しました。何とか助かった船員の助けを 聞いて村民が総出で船員救出に向かい、
介護にあたったといいます。しかし、580余名が殉職するという大悲劇となりました。
これを機にトルコと串本町の交流が深まることになります。トルコに親日派が多いというのはこういったいきさつがあります。
トルコ記念館は両国の友好の証として建設されました。
ガラスの展示品は2点。1つは球状ガラスの塊に円形カット文を施し、底面には馬の象が彫られたペーパーウェイト 、
もう1点は、四角いガラス塊で用途不明。表面は磨りガラス状になっていて、透き通っていません。
水中考古学者のランドール氏とトゥファン氏によると、これらの他にガラス瓶や多くのガラス片も見つかっているそうです。
ランドール氏に串本町役場の方をご紹介いただき、問い合わせたところ、なんとこのガラス瓶は、今年の9月 8日~10月11日
に和歌山県立博物館で展示されるということをお聞きしました。 また、過去に大阪市立海洋博物館 なにわの海の時空館にて
エルトゥールル号関係の展示がされていて、ここにガラス瓶が掲載されていました。多分これのことではないかと思います。
蓋つきの小瓶で、職人による型吹きか機械吹きかは実物見ないと分かりませんが、香水瓶といわれる瓶です。実際に香水が
入れられていたのかは分かりません。
やっぱり水中からガラスはよく発見されるんだなあと思いました。
↓ は座礁した場所です。
トルコ記念館近辺には少しお店もあるので、見ることにしました。
すると・・・・
思わぬものと再会・・・
旅館でみたガラス玉!!
これは、もともとインテリアではなかったんですね!
お店のおじさんに「これは何ですか?」聞くと、これは・・・・あ、もう紙面がありません。
つづく