カッパドキアはトルコの中央に位置し、バスでは時間がかかるので国内便を
利用することに。そしたらイスタンブルにまず行って、そこからカッパドキアのある
ネヴシェヒル空港に行くことになりました。
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デニズリ空港からイスタンブルのアタチュルク国際空港まで1時間ほどですが、
離陸後まもなく軽食のサンドウィッチがでます。でもすぐ着陸なので、配り終えたかと
思ったらもう回収。そしてテーブルもたためと言われる(笑)
空港ではロッカーがあるので便利です。時間にもよりますが、1日20TL。
オレンジ色なので目立ちます。東京のロッカーもこれくらい目立てば迷うことないのですが・・・
生年月日と好きな色を選んでロックをかけます。
さて、ここでは2つの博物館へカッパドキア行きの飛行機までに行きました。
そこで電車を利用します。初海外電車です!
アタチュルク空港には「メトロ」という案内があります。地下鉄のこと。これに従って歩いていくと
「Havaalani」(ハワアラヌ)駅に。結構歩きます。ここから「Zeytinburnu」(ゼイティンブルヌ)駅
まで乗って、路面電車に乗り換え、「Gulhane」(ギュルハーネ)駅で下車。博物館はすぐそこです。
ややこしそうですが、コインを購入して改札機の投入口に入れるだけ。
トルコではどこで降りようと一律1.75TLなので分かりやすい。
そしてめちゃくちゃ安く済みます。バスは混みます。ギュルハーネ駅手間のどこかの駅にトプカプ宮殿
があるのですが、ここは行列ができていました。路面電車沿いにあるので道が狭いのです。
古代東方博物館
ここの博物館の目玉はヒッタイトとエジプト間で結ばれた世界最古の平和条約「カデシュの条約」。
その他中近東各地からの出土品が展示されています。主にレリーフや彫像、円筒印章など。
ガラスはモザイクガラスやガラス玉などがありましたが、量は多くありません。
そして目玉の「カデシュの条約」。
紀元前1275年頃、エジプト王ラメセス2世とヒッタイト王ムワタリがカデシュで戦った「カデシュの戦い」は
有名です。進軍中のエジプト軍が捕まえたベドウィンの「ヒッタイト軍はまだカデシュに到達していない」
という偽情報に騙され、エジプトは一時は窮地にたたされましたが、援軍によって優勢に転じ、危機を逃れました。
結局勝敗がつかないまま、この平和条約が結ばれることになりました(山花京子著2010年『古代エジプトの歴史』参照)。
そんな歴史的な史料でありますが、目玉と言いつつ、ガラスケース越しに展示されているのは写真・・・・
実物は別の場所にあるとのこと(どこか忘れました)。